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家賃以外のポイント

こうして得られた収入の見込みですが、これは潜在的な収入に分類されるべきものです。家賃のみを考慮しているという点と、その家賃収入の計算で、空室率が考慮されていないという点で、この数字はあくまで、シミュレーションです。実績を示すそのままの数値というわけではないのです。

まず算出された家賃収入ですが、これは入居利率が100パーセントと仮定した場合の計算です。実際には半分が空室であれば家賃は半額以下になりますし、誰一人住んでいないのならば家賃がどれほど高額であっても、家賃収入は当然、ゼロです。そこで今度は、転入と転出の履歴を入手し、検討する必要が出てきます。

そしてさらに考えるべきは、家賃以外にも、物件は収入源を持っている場合があるということです。併設される様々な施設、ランドリーや駐車場、場合によってはトレーニングジムなどです。

もちろん、併設されている施設は物件価値を上げるものですから、広告などの事業計画には、これらの施設の存在するメリットを歌い上げるコピーが載っているでしょうし、これらの施設が生み出す利益、という具体的な数字も載っていることでしょう。

これらの数字も家賃同様、シミュレーションである可能性はあります。あなたは数字を見る前に、「*」「※」といった記号を探し、小さなフォントで書かれた大事な数字、過去の実績という真実を、探さなければなりません。

広告は、嘘を真実として載せるようなことはしません。しかし、これは架空のものである、という小さな但し書きの元、実際の数字を端っこに配置するなどして、あなたの判断を時に曖昧なものとする可能性があります。上記したのは、収入を算出するために考慮すべき要素の、一例でしかありません。全ての数字を、それが何を表すものか、と理解した上で、収入の見込みを立てるようにするべきであると言えます。